HardRock100完走記@Negoro Yukihiko

HardRock100@Negoro Yukihiko
HardRock100@Negoro Yukihiko

遅くなりましたが、ハードロックの完走記です。長文です(笑)。

Hardrockはアメリカの100マイルレースの中でも最難関のレースで、累積標高が33124feet(10096m),最高到達地点が 14053feet(4283m). 富士山以上の高さのピークを12個越えます。3年前の大会では85マイルで遭難して、2時間山の中で迷いドロップしてしまいました。

今年は高地対策のためにレース9日前に今回ペーサーをしてくれるラン友のYさん、Hさん夫婦、私とクルーの妻(鬼コーチ(笑))で現地入りしました。 
Yさんたちは、もっと高所を求めて、スタート地点のSilvertonではなく、10000フィート以上のFairplayという街に入りました。 その後、彼らはフォーティーナー(14000ft以上の高さの山)を6峰ほど高地順化のために制覇したらしいです。 

僕たちは直接7月3日にSilvertonに入りました。翌日には独立記念日のパレードと花火がありました。パレードにはHardrockerのグループで行進しました。Hardrockerは他のグループにくらべて見た目地味なので (前後にバナーをもっているだけ)、特色をだすために、行進中にRDのDaleの号令のもと、ぐるぐる走り回りました。鬼コーチもしかたなく、ぐるぐる走ってました(笑)。 クルーするよりも疲れたようです。 パレードが始まってまもなく、セバスチャンがやってきました。ウエイティングリスト1番だったのが、前々日に正式にランナーとして入れたようでした。 
(今回、日本からハードロックに参加するラン友の尾形さん情報によると、セバスチャンはレース前にすべてのコースを試走したのではないかということでした。) 

Silvertonは古きよきアメリカが残っているこじんまりした街です。

その後、クルーが立ち寄れるエイドは4WDの車(本当はジープが好ましい)じゃなきゃ行けないところが多かったので、練習でレンタカーのVWのSUVで行きました。さすがの鬼コーチも泣きそうになって運転していました。 

前回参加のときは、SUVではなかったので、鬼コーチが一人で、往復8時間かけて、遠回りしてエイドに来てくれたこともありましたが、今回は、SUVを借りたので、近道してエイドに行けるかどうかの練習でした。Shermanというエイドへはジープロードだと2時間半ぐらいですが、ハイウエイを遠回りすると片道4時間かかります。 

ここも鬼コーチが泣きそうになりながら運転してShermanにたどり着きました。帰りは下り基調だったので、ちょっと心配でハイウエイで4時間かけて帰ってきました。そうなんです。HRはランナーだけではなく、クルー&ぺーサーにとってもとても厳しいレースです。 

僕は高度順化&コース確認のために、2日間トレイルワークに参加しました。 参加者はレース出場者半分、それ以外が半分でした。今まで5回エントリしてるけど、まだ1回も当選していないというランナーもいました。2日間トレイルワークに参加すれば 余分にチケットを1枚もらえるので、参加してると言ってました。 
コースマーキングではなく、トレイルワークなので、大変でした。 
完全に道路工事です。木を切って橋を作ったり、崖をけずったり、木の階段のステップを山の上に運びあげたり、普段使わないところが筋肉痛になりました。レース前にこんなにあちこちが筋肉痛になっていいのかという感じでした。 

レース3日前にYさんたちと合流して2BDのバケーションレンタルに移りました。ここは広くて快適でした。セバスチャンたちも一軒家のバケーションレンタルを借りていました。スコットジュレックもそこに滞在していたようでした。 

そしていよいよレースは金曜日に始まりました。朝6時スタートです。高度順化は3年前よりもできていると感じていました。 3年前の前回は尾形さんがぺーサーしてくれることになっていましたが、仕事で急遽ぺーサーにはいれなくなっのですが、今回は、Yさん&Hさんという最強コン ビがいてくれたので、ものすごく心強かったです。 

今回は48時間以内の完走が第一目標なので、特に前半飛ばすということはせず、最後まで脚を残そうという気持ちでした。ただ、できることなら土曜日中にゴールしたいという気持ちはありました。二晩の徹夜はやっぱりきついので。。。 

前半から積極的にトレッキングポールを使いました。 
前回、遭難したCunningham(9.3M)からMaggie(15.4M)の間は、今回は反時計周りだったので、明るいうちに問題なく通過できました。 Hardrockは毎年走る方向が変えられます。時計回りと反時計回りが交互に繰り返されます。特に反時計回りだと前半にはそれほど大きな山がないので、楽に感じました。通常は時計回りの方が楽だという話でした。 

Pole Creek(19.7M)から Sherman(28.8M)までは順調に来ました。Shermanはクルーにとっては辿り着くのに一番大変なエイドです。 
しかし、鬼コーチもHさんもかなりダートロードの運転になれたらしく、問題なく到着してくれました。 

Sherman からは5マイルほどジープロードを登るのですが、たまたまLizBauerと一緒になりました。Lizは去年、36回100マイルを完走して、世界記録をうちたてた女性です。NJ Ultraも走ってましたね。LizはこれまでHRは5回完走していて、このペースなら完走は間違いないと言われたのでちょっと安心しました。そしてこの 区間はパワーウォークでいって、次のHandies Peak (4283m)へ登るために脚を休ませるのよと言ったので、その教えにそって、一緒にパワーウォークで進みました。 

自分たちのちょっと前にドイツから参加していたハンスじっちゃん(最高齢の73歳で、ドイツのウルトラの神様みたいな人)が見え、彼は歩いたり、走ったりしていたが、距離がどんどん縮まってきました。Jeepロードが終わり、そしていよいよHandies Peak(4283m)への登りが始まるというポイントで、後ろから鬼コーチとYさん、Hさんがのった車が 追いついて抜かしていきました。次のエイドのGrouse Gulchに直接行くという言葉を残して。。。。。 

そこで、僕がトイレにいっている間にLizは先に行きました。山登りの途中でハンスに追いつきました。
ハ ンスは高齢のため、スタートから若者の ぺーサーをつけていました。ハンスに追いついたころから雨が降り始め、レインジャケットだけを着ました。 しかし、なんとハンスは黒い折りたたみ傘を 取り出しました。100マイルレースで傘をさしているランナーをみたのは初めてでした。しかし、ハンスらしいなあと納得しました 
そこから 4200mまで高度をどんどんあげていきます。そうすると、雨がみぞれに、そして雹に変わります。それもどんどん激しくなっていきます。 雷もあちこちで鳴り始め、落雷もあります。ちょっとやばい状況でした。特に、ポールをもっている手は手袋をしていなかったので、雹が当たって、痛くて、冷 たくて。。。。 指の神経もなくなってきました。でも、頂上直下に近づいているので、止まって手袋を身につけるよるも、早く頂上について、下に降りた方が賢明だろうと思 い、とにかく、早く頂上を目指しました。 頂上につくと、雹がつもってあたりは真っ白でした。その景色を楽しむ(?)間もなく、とにかくすぐに降り始めま した。 2,3人近くにランナーがいましたが、ものすごい勢いで降りていきました。 

それで、なんとか、雹が雨に変わる地点までおりてい き、そこでやっと手袋をだしてつけようとしましたが、指がかじかんで全然動きません。しかたないので、5本指手袋なのに、手をグーにしてはきました。雷は まだ鳴り続けているので、ゆっくりもしていられないので、ハンスとそのぺーサーにまた追いついて3人で一緒に降りていきました。夜9時近かったので、ほぼ 真っ黒になっていましたが、ヘッドランプをつける時間ももったいなかったので、とにかく、エイドの光が山の下に見えたので、飛ばして降りて行き、なんとか エイドに到着しました。ハンスはそのまま、エイドに入らずに、次に進んで行きました。 

この42マイルのGrouse GulchからHさんがぺーサーに入ってくれることになっていました。 しかし、エイドのテントに入っても、誰もいません。ちょっと変な気がしましたが、そのへんにいるんだろうという感じでした。エイドのテントの奥には尾形さ んがストーブの前の椅子にすわってブランケットをかけて座っていました。どうしたの?と聞くと、レインジャケットを次のエイドにおいていたので、この区間はウインドブレーカーしかなくて、低体温症になって休んでいると言ってきました。自分も手がブルブル震え、脚もガタガタしていたので、尾形さんほど重 症ではないが、ほぼ同じ低体温症状でした。 

たまたま、尾形さんとなりの椅子が空いたので、そこに座って、クルー&ぺーサーを待つことに しました。 さっきクルーに会ったのがShermanのちょっと先で、そこから直接このエイドに来ると言っていたので、数時間前に着いていても全然不思議ではないはず でした。 何か変な予感がしました。鬼コーチの性格からして、ここをスキップして、次のエイドに向かうことはありえない。それに、Hさんがここからぺーサーで入っ てくれることになっていたのに、それをやめて、次からということも考えられない。。。。 
さらに、ShermanからこのGrouse Gulchへのダートロードはコースの中でも一番難関で、大きなごつごつした石がいっぱいあって、狭い、さらに、崖沿い。。。。。 天気はサンダーストーム。 もう、悪条件が重なりすぎです。 
まさか、車ごと崖から転落したのか。。。。。 それとも、途中でパンクして立ち往生しているのか? 
そ ういうことを思い始めると、もうレースどころではなくなりました。 先に進もうとはちょっとは思いましたが、こんな精神状態ではちょっと無理でした。 そこで、エイドのボランティアに事情をすべて話ししました。そして、ShermanからGrouseの間で、事故の報告があがってないかレース本部に聞い てもらいました。 
すると、そういう報告はないと話でした。まさかとは思うが、次のエイドのOurayに向かったのか、ひょっとしてどこかの病院 に担ぎ込まれたのか、もしそうだとしたら、電話がつながるかもしれないと思い、そこのエイドは完全に山中だったので、携帯電話がつながりません。なのでス タートゴール地点のSilvertonの本部から誰かに電話をかけてもらえないかと 無線チームに頼みました。携帯はつながらないけど、大型無線カーがあってそこから連絡はとれるようでした。 そしてSilvertonから鬼コーチの携帯に 電話をしてもらいました。 

すると、すぐ留守電話になって、メッセージを残したと言われました。 これで、ますます心配になりました。先のOurayのエイドに行ったという可能性は消えました。Ourayのエイドは町中なので携帯は絶対つながります。 
もうどうすることもできなくて、待つしかありません。後ろからランナーが続々、エイドに入ってきて、次々にでていきます。 
尾形さんも1時間ぐらい休んで、ボランティアからレインジャケットをかりて、夜10時前にでていきました。 ペースチャートをみると48時間ペースだと、このエイドを9時55分にでなくてはいけません。その時点で自分がエイドに到着してもう1時間ぐらいたっていました。 
そ の後、何人かのランナーがエイドに入ってきますが、何人かはそこでドロップしていきました。そこのエイドのカットオフタイムは深夜2時でした。でも、2時 ではどう考えても完走はできそうにはありません。自分の中では、11時ぐらいが限界かなと思っていました。 そして12時がすぎました。もう完全にドロップモードでした。というか、とにかく、このままではどうしようもないので、なんとか携帯電話がつながるSilvertonに戻らなくてはいけないと思い始 めていました。ドロップした人のクルーに乗せてもらうのが一番早いと思い、ここでドロップした人を探し始めました。そうすると、12時半をすぎたときに、 突然、鬼コーチがテントに現れました。最初は幽霊かと思いました。 多分、そのとき、「あれっなんでここにいるの?」と言ったと思います。鬼コーチもびっくり したような顔でどうしてここにいるのかという感じで、6時からこのエイドの外の車にいるということでした。その時点で3時間半ほどのタイムロスです。 
Hさんはずっと前から準備ができてるというのですが、自分は、もうこの時間では完走は無理でしょうという感じでした。気持ちも完全に切れていましたし。。。。。。 
ただ、自分のレースのために、わざわざクルー&ぺーサーとして来てくれてるし、準備もしてもらってるし、このままでは申し訳ないととっさに思い、ほとんど何も食べず、飲まずで、とにかくすぐにエイドをでました。 12時半すぎです。 

エ イドのボランティアにアウトするというと本当にこれから行くのかという感じでした。多分、みんなドロップするんだろうなと思っていたんだと思います。エイ ドのボランティアはみんな本当にいい人たちでした。いろいろ心配してくれて、クルーのレスキューの依頼をしようかと言ってくれた人もいました。 

3 時半休んだので、脚はかなり大丈夫でした。ここからは5マイルほどのジープロードを登るので、とにかくパワーウォークでHさんと先を進みました。もう ぎりぎりの時間なのでミスコースだけはできないと話していました。Hさんは本当に申し訳なかったという言葉と前向きな言葉をかけてくれるのですが、た だ、自分の中では、完走はほぼ無理だろうと思っていました。次のOurayでドロップかなと思っていました。脚は元気なので、走ろうと思えば走れるはずだ けど、気持ちが走れませんでした。99%以上ドロップと思っていた気持ちを立て直すのは厳しいです。まあ、気合がたらないと言われればそれまでです が。。。 

さらに追い打ちをかけるようにミスコースしてしまいました。Jeepロードでフォークになっているところを右にいかないといけ ないところを左に行ってしまいます。ハーフマイルぐらい進んで、リボンもないし、どうもおかしいということになって、地図をみて、まちがっていることに気 づき、引き返しました。ここでさらに30分ぐらいロスをしてしまいました。 
正規のルートにもどり、ジープロードをのぼり切り、次のエイド、Engineer path (48.7M)にたどり着きます。ここからは左側が崖になったなだかなシングルトラックのトレイルをOurayまで降りていきます。 
15回以上続くスイッチバックをおりて、ハイウエイ550のトンネルの上をとおり、街近くのトレイルにただりつき、最後は街中を通り、公園の中にあるエイド(56.5M)にたどりつきました。完全に夜はあけていました。6時半すぎでした。 

OurayからはYさんがぺーサーではいることになっていました。前の区間ではここでドロップかなと思いましたが、Yさんも準備万端だし、ここでやめるのはみんなに申し訳ないと思い、いけるところまで行こうと決心しました。 
Ouray からでてすぐに、Yさんに、「鬼コーチは自分のミスだとかなり落ち込んでいるので、鬼コーチのために完走してあげて!」と言われました。その言葉で完全に ダークサイドから抜け出せることができました。夜が明けて、気持ちがちょっと明るくなってきたのもありますが、なんとか、行こうと心にきめました。 

ただ、そこからの登りのジープロードがまた長い。8マイルあります。 
何とか、Governer Basin(64.5M)のエイドに辿り付きます。このへんからDeb Peroおばちゃんとそのぺーサーの前後を走ることになります。 

エ イドを出て、スイッチバックを登って、Virginius Passへの急登です。ここは3年前、反対回りのコースで、下りをころげおちて怪我したところです。転げ落ちないようにゆっくり右側から回り込みながら登 ります。今年は雪が少ないせいで、雪渓の上をちょっと歩くだけで、なんとか頂上に到着。 頂上にはエイドがあります。すべて下から担ぎ上げなくてはなりません。ボランティアに感謝しながら次は山の裏側を降りていきます。ここも急坂の稜線をトラ バースする感じで高度を落としていきます。Yさんはめちゃくちゃ下りが得意です。あっという間に下に降りて行きました。全然追いつけません(涙)。 

とにかく下って、下って、下って、下って、まるで、円広志の歌詞のようなトレイルでした。 

そしてやっとTelluride (72.8M)のエイドのつきます。ここのエイドも街中にあり、公園ではイベントが開かれていて賑やかです。ただ、エイドにはクルーはいませんでした。Yさんがクルーにに電話してくれましたが、出ません。またちょっと心配になりましたが、すぐ到着してくれました。 あー、よかった。 
この時点でカットオフタイムまで2時間15分の余裕となり少しは挽回してきて、完走が見えてきました。ただ、ゆっくりもしていられないので、先を急ぎます。 

ス イッチバックの山を登って登って登っていくと、高山植物が満開のバレーみたいなところにでます。かなりきれいです。ただ、自分が眠くて眠くて、フラフラし て山を登ります。 途中で何回か30秒ぐらい寝かせてといって、目を閉じます。そして、この山の頂上(Oscar's Pass)についたら、3分だけ寝かせてとYさんに頼みます。 
やっと頂上について、座って3分回寝る予定が、1分ぐらいで起きてそのまま行き ます。ここからは、また下って下って下っての、それも岩岩のトレイルです。Yさんは一気に降りていきました。もう全然見えません。とにかく下ると エイドの近くでクルーアクセスできるとこに鬼コーチとHさんがまってくれていました。そこで、食料を補給して、Chapman (82.1M)のエイドに降りていきます。エイドですいかと水を補給してすぐでます。 

山の中をすすみ、Grand-swamp passに向かいます。このころからだんだん暗くなってきました。最後は岩岩のトレイルになり、最後はまた直登で、ちゃんとしたトレイルがありません。砂 と石と岩のところを脚と手で登ります。途中で上にも下にも、横にも行けなくなって、立ち往生します。 もうどうしようもないので、勝負、と一気に脚をフル 回転させて、落ちるのを覚悟で登ります。それで、なんとかGrand-wamp passの頂上にたどりつきます。ここの反対側には鬼コーチとレース前に高度順化のために行ったアイランドレークが下に広がりますが、暗くて、もう湖は見えません(涙)。 この下りも相当やばい下りで、ところどころお尻をつかないとおりられないようなところで、ポールを使って何とか降りていきます。昼間だと周りが見渡せるの で、これほど急とは感じないけど、夜だと一部分しか見えないので、かなり急に感じました。

アイランドレークの横を通り、そこからかなり下り、崖沿いのシングルトラックをエンドレスに走って、なんとか、KT (89.1M)に到着。 
このエイドでDebおばさんたちと一緒になります。 この時点でここのエイドのカットオフまで2時間弱です。さっきのGrand-swamp passの登りでかなり時間を消費してしまいました。 
次 のエイドにはカットオフはないので、最後までいけるのですが、ペースチャートをみるとこのエイドからゴールまで6時間40分かかる計算でした。このKTに は夜11時過ぎに到着しているので、このままいくと、47時間40分ぐらいの計算です。20分しかバッファがありません。これはぜったいミスコースはできないと思い、なるべく、Debおばさんについていく作戦にしました。なので、Debおばさんたちがエイドをでると自分たちもすぐでました。KTから次の Putnam (84.7M)までは小さい山一つと大きな山二つ越えることになっていました。 
ただ、また、急に眠気が襲ってきて、フラフラして きます。こんなフラフラではペースが全然上がらないので、胃にほとんど何もいれていない状態で5Hour Energyを投入しました。 やはり、ダメでした。すぐに気持ち悪くなって、はいてしまいます。 その後、何度も、吐くものがないのに、ゲロゲロします。結局、このあとゴールまで何も 口にすることができませんでした。Yさんも同様に、原因はわからないけど、眠気か風邪か気持ち悪くなって、何も食べられなってしまいました。吐きたいけ ど吐けないという感じでした。 
このために、自分たちのペースが落ちてきて、Debおばさんたちに追いつけなくなってきました。ただ、急登でなんとかおいつき、ついて行きます。 

3 つめの山の頂上だと思っていたのところが実は2つめの山頂で、まだもう一つ大きな山がありました。 かなりガッカリしましたが、もう行くしかなく、ここはDebおばさんのペーサーがまるで宝探しのように山の上にある、反射板を探して登って行きます。星なのか反射板なのか本当にわかりません。この山はクロスカントリーコースみたいで、きちんとしたトレイルがなく、どこからでも登れる感じで、逆に進む方向を 見つけるのが大変でした。そして、なんとか山を登りきり、かなり下って、最後のエイド、Putnum(84.7M)にたどり着きます。Debおばさんたち は、ここから1分もたたないうちにすぐに出て行きました。これはもうぎりぎりなのかと思い、うちらもすぐに後を追いました。前にヘッドランプの光が見える けど、なかなか追いつきません。僕は独り言で「おばさん、行方不明、早く追いつけ!」「おばさんいない、どこいった?」とか言いながらKTから何も食べて ないので、全然力がはいらず、その独り言でなんとか意識レベルを正常に保っていました。あとでYさんに聞くと、後ろからその独り言は聞こえていたけど、 何を言ってるのかよくわからないし、もうこの人はいっちゃたのかと思ったらしいです。たしかに、二晩寝てないので、ほとんどいってましたが。。。。 (泣)。

Putnumからゴールまでは5.9マイルなのに、行けども行けども、なかなかリバークロッシンングがでてこない。途中でDeb おばさんがトイレ休憩してたので、聞いたら、あと、1マイルから2マイルとあいまいな返事で、でも、それぐらいなら、完走はよほどのトラブルがない限り問 題はないと思って進みました。でも、多分、地殻変動でトレイルが延びたのでしょう。なかなかたどり着きません。
自分の感覚では3マイルぐらい走っ てやっとリバークロッシングがでてきました。リバークロッシングでロープをたどって、ちょっと途中で流されそうになったけど、なんとかふんばって川を渡 り、トレイルに入り、1.5マイル行き、次はずっと登りのジープロードを0.5マイル、最後はキリスト像を右に降りて、Silvertonの街に入り、左 にまがって、右側にみえる高校にいくと、鬼コーチとHさんと尾形さんが待っていてくれて、右にまがって何とかゴールしました。あー、長かった。
本当にギリギリでしたが、なんとか完走できたよかったあーーー。

とにかく途中クルーに会えないというトラブルがあり、気持ちが切れそうになりましたが、ペーサー&クルーに励まされなんとか完走できました。コースはやはりきつかったです。とにかく山がでかいので、登っても登っても頂上にたどる着かないし、下っても下っても降りられません。ミスコースもありましたが、前回みたいに遭難することなくよかったです。ぜひ、次回は前回遭難した反対回りのコースを走ってみたいです。