武田 国拓選手

武田 国悟選手
武田 国悟選手

和泊町・武田さんトレーニング

 【沖永良部】28日午前7時、和泊中学校グラウンドに武田国拓さん(30)の姿があった。前日午後7時から12時間耐久走にチャレンジし、体調の悪化を乗り越えながら合計7時間30分、99・6㌔を走り抜いた。

 武田さんは11月9、10日、東京で開催される「神宮外苑24時間チャレンジ」で24時間ウルトラマラソンに挑む。この大会は、世界選手権の日本代表選考も兼ねている。
 「島からでも日本代表になれることを証明したい」と、病院勤務の傍らトレーニングに励んでいる。

 27日午後7時、12時間走のスタートが切られた。1周200メートルのコースを1時間約70周のペースで走っていく。8月下旬、同グラウンドで今回よりも2時間長い14時間耐久走を実施し、138㌔(合計691周)の記録を残した。

 42・195㌔のフルマラソンを超える距離と時間を走るウルトラマラソンは、体調の変化への対応も重要になる。チャレンジから3時間後、激しい頭痛に襲われ休憩を余儀なくされた武田さんは「本番でもあり得ること。どのようにリカバリーするかが今後の課題」と振り返った。

 再出発後は1時間65~68周のペースを刻む。午前6時過ぎ、一人で走り続ける背中にオレンジ色の朝日が射してきた。

 走り終わった武田さんは「日頃から家族、職場、地域の人々から温かい応援を受けている。出るからには優勝を目指す。そして日本代表になって島に恩返しをしたい」と語った。