重見 高好選手紹介記事 :信濃毎日新聞

重見 高好選手
重見 高好選手

 

「ランニング」による地域振興を目指す長野県下伊那郡売木村で、マラソン合宿が増えている。本年度は予約を含め、昨年度の2倍を超える600人以上が村に宿泊する予定だ。村は本年度、村内を流れる売木川沿いの道路にランニングコースの整備を計画。さらに別のコースの整備も構想しており、合宿利用による経済効果を期待している。

 

村によると、かつては清水秀樹村長の人脈で国士舘大陸上競技部が毎年8月に10日間ほど滞在する程度だったが、フリーランナーだった重見高好さん(32)が2012年12月に村の地域おこし協力隊員として着任すると、状況は変わった。

 

重見さんは昨年6月、北海道・サロマ湖周辺の100キロを走るウルトラマラソンで2位、同年11月の東京・明治神宮外苑周辺を24時間走って距離を競うウルトラマラソンで優勝。その際は「うるぎ村」のユニホームを着て村をPRした。「走る宣伝」の効果は大きく、マラソン合宿は13年度は約300人に。本年度は既に31チームの計600人余が予定している。初めて県外高校の陸上チームも合宿を予定する。

 

村は本年度、売木川沿いの道路に2キロのランニングコースを整備する。県の地域発元気づくり支援金251万円を活用し、未舗装部分に土を敷いたり、アスファルト部分にゴムマットを敷いたりする

 

村内の県営うるぎ星の森オートキャンプ場内の遊歩道をランニング用として整備することを県に要望。県飯田建設事務所は5月14日に同キャンプ場を視察した。村は緩やかな傾斜を利用して整備するよう求めている。

 

重見さんの協力隊の任期は来年12月まで。重見さんは「多くの選手を受け入れられるよう、施設整備を急ぐべきだ」と話す。清水村長は「本格的な練習をするために村内に来る人も増えた。整備は財源面で厳しいが、国や県の支援を活用したい」としている。